低歪み・低ノイズオシロスコープ 4262モデル
Pico Technology
- Detecting glitches with PicoScope
- 40 Serial Protocols | PicoScope 7
アナログ世界のためのデジタル・オシロスコープ
ほとんどのデジタル・オシロスコープは、高速デジタル信号を見るために設計されてきました。そのため、サンプリング・レートと帯域幅を向上させるためだけに新技術を採用する傾向があります。しかし、PicoScope 4262では、アナログ信号の測定に重要な、分解能の向上、ダイナミックレンジの改善、ノイズと歪みの低減に焦点を当てました。
その結果、ほとんどのオーディオアナライザに引けを取らない性能を持ちながら、5MHzの帯域幅を持つオシロスコープ/FFTアナライザが誕生しました。
振動解析などの多くのアプリケーションでは、高いサンプリングレートで長時間のキャプチャが必要なため、深いキャプチャメモリが必要になります。PicoScope 4262は1600万サンプルのバッファメモリを搭載しており、10MS/sで100ms/divのタイムベースをキャプチャできます。より長い時間が必要な場合は、USBストリーミングモードでPCメモリに直接サンプリングできます。
16-bit high-resolution oscilloscope
PicoScope 4262
PicoScope 4262 - 2 channel, 16-bit oscilloscope with probes
・Dual channel oscilloscope / spectrum analyzer
・16-bit resolution
・Low distortion (96 dB SFDR)
・Low noise (8.5 µV RMS)
・5 MHz bandwidth
・16 MS buffer memory
・Low-distortion signal generator
・Arbitrary waveform generator
・USB powered
ピコスコープのアドバンテージ
高度なディスプレイ
PicoScopeとベンチトップ型スコープの最大の違いはディスプレイです。 ラップトップやPCモニターで数分間波形を見た後は、ベンチトップの小さくて乱雑な低解像度ディスプレイには戻りたくないでしょう。
ソフトウェアはマウス、タッチスクリーン、キーボードショートカットで操作でき、表示領域のほぼすべてを波形に割り当てます。これにより、最大量のデータを一度に見ることができます。
表示領域が広いため、カスタマイズ可能な分割画面表示を作成し、複数のチャンネルや同じ信号の異なるビューを同時に表示することもできます。例にあるように、このソフトウェアでは、複数のオシロスコープやスペクトラム・アナライザーのトレースを一度に表示することもできます。さらに、表示される各波形は個別のズーム、パン、フィルター設定で動作し、究極の柔軟性を実現します。
FFT スペクトラム・アナライザー
スペクトラム・ビューは、周波数に対する振幅をプロットするもので、オシロスコープ・ビューでは隠れてしまうような詳細を明らかにします。信号のノイズやクロストーク、歪みを見つけるのに最適です。PicoScope のスペクトラムアナライザは高速フーリエ変換（FFT）タイプで、従来の掃引スペクトラムアナライザとは異なり、単一の非繰り返し波形のスペクトラムを表示できます。PicoScopeのFFTは最大100万ポイントで、優れた周波数分解能と低ノイズフロアを備えています。
ボタンをクリックするだけで、アクティブ・チャンネルのスペクトラム・プロットを、スコープの帯域幅までの最大周波数で表示できます。特定の周波数範囲にフォーカスするために、アナライザ周波数軸の開始値と停止値を直接設定できます。スペクトラム・バンド（FFTビン）の数、スタート／ストップ周波数、スケーリング（log/logを含む）、表示モード（瞬時、平均、ピークホールド）など、あらゆる設定が可能です。ウィンドウ関数の選択により、選択性、精度、ダイナミックレンジを最適化できます。
同じデータのオシロスコープ表示と並行して、複数のスペクトル表示を行うことができます。THD、THD+N、SNR、SINAD、IMDなど、包括的な自動周波数領域測定セットをディスプレイに追加できます。AWGモードとスペクトラム・モードを併用して、掃引スカラー・ネットワーク解析を実行することもできます。
スペクトラムは波形バッファと連動しているので、何千ものスペクトラム・プロットをキャプチャして巻き戻したり、マスク・リミット・テストを使ってすべてを自動的にスキャンすることもできます。スペクトルマスクは PicoScope のアクションとも連動するため、スペクトルを継続的に実行したままにして、マスクの失敗をディスクに保存したり、アラームを鳴らしたりすることもできます。
任意波形およびファンクションジェネレータ
PicoScope 4262 には 20 kHz のファンクションジェネレータ（正弦波、方形波、三角波、DC 電圧、ランプ、sinc、ガウス波、ハーフサイン波、ホワイトノイズ、PRBS）が内蔵されています。このファンクション・ジェネレータは、102 dB SFDRという卓越した正弦波歪み性能を提供します。
レベル、オフセット、周波数を設定する基本的なコントロールに加え、より高度なコントロールにより、周波数範囲を掃引することができます。スペクトラム・ピーク・ホールド・オプションと組み合わせることで、アンプやフィルターの応答をテストするための強力なツールとなります。
トリガー・ツールを使えば、スコープのトリガーやマスク・リミット・テストの失敗など、さまざまな条件が満たされたときに、1サイクルまたは複数サイクルの波形を出力できます。
ファンクション・ジェネレータから利用できる標準波形だけでなく、16 ビット／192 kS/s 任意波形発生器（AWG）を使用してカスタム波形を作成することもできます。AWG波形は、内蔵エディタを使用して作成または編集したり、オシロスコープ・トレースからインポートしたり、スプレッドシートからロードすることができます。
シグナル・インテグリティ
ほとんどのオシロスコープは価格に合わせて作られていますが、PicoScopeは仕様に合わせて作られています。
入念なフロントエンド設計とシールドにより、ノイズ、クロストーク、高調波歪みを低減しています。長年のオシロスコープ設計の経験は、帯域幅の平坦性と低歪みの改善に表れています。
また、製品のダイナミック性能に誇りを持っており、仕様を詳細に公表しています。その結果、回路をプローブする際、画面に表示される波形を信頼することができます。
PicoScope = PCオシロスコープの正しい使い方です。
改良し続けるオシロスコープ
お客様の投資を保護するために、スコープ内部のPCソフトウェアとファームウェアの両方をアップデートすることができます。
ピコテクノロジー社は何十年にも渡り、ソフトウェアのダウンロードを通じて新機能を無料で提供してきました。将来の機能拡張の約束は毎年実現しています。